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現在の日本では、宗教というものを軽んじて無宗教だという人もいます。又、何か特別な人の
集まりのように感じている人もいるようです。そして仏教は、葬式や法事をするマイナスのイメ ージだけが先行しているように感じられます。確かに、葬式や法事が多い現在ですが、人が生 まれて死んでいくまでの一生のうちで、幼稚園時代の小学校へ入学するまでの3年間は、その 人の「こころ」を育てる一番大切な時期だと確信し、仏様の教えを大切に伝えていきたいと思っ ています。
この3年間に、やさしいこころ、おもいやりのあるこころ、がまんづよいこころなどの、人として
理想のこころを育てることができます。しかし、逆のこころも育ってしまうことがあります。それ は、人をいじめたり、なんでもすぐにくじけて泣いてしまったり、我慢できない弱いこころを育て てしまうことです。仏さまの教えは、よいこころをもって生きていくということです。 報恩感謝と は、おもいやりとやさしいこころが育つと、自然に「ありがとう」と言えるようになるということで す。
本園は、学校教育法・幼稚園教育要領に基づき、明るい環境の中で、幼児期から心のあり方
について問われている昨今、お釈迦様の教えによる「報恩謝徳」を理念とし、集団生活の中で 個性を大切にしながら「生きる力」の核となる思いやりの気持ち(命の大切さ)、ルールを守るこ との大切さなど、豊かな人間性を伸ばす教育を目指しております。
教育方針に掲げた目標を達成するために、2年及び3年の教育課程を設け、具体的に次のよ
うな子どもの育成を目指して保育にあたっています。
(1)思いやりのある子どもに導く
(2)ありがとうと素直に言える子どもに導く
(3)善悪のわかる子どもに導く
(4)生きものを大切にする子どもに導く
(5)きまりや約束を守り、誰とでも仲良く遊べる子どもに導く
(6)ものを大切にし、感謝の気持ちを持つ子どもに導く
(7)健康で明るく行動する子どもに導く
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